結核アーカイヴス

結核予防映画アーカイヴ 日本語版

日本語 / English
生きぬく -回復者の記録-
<1961(昭和36)年桜映画社/35㎜/劇形式/30分/モノクロ>
文部省選定、東京都教育委員会推薦 企画:結核予防会
<スタッフ> 製作: 大西 雅夫/米山 彊、脚本: 田辺 耕二、監督: 葵 量太郎/牧野 守/滝波 弘介、撮影: 森 隆司郎

<解説>
この映画は、まだ結核患者の多かった昭和30年代、回復者の社会復帰に際して就職問題でどれ程苦しんでいるか、回復者の社会復帰には、周囲の温かい愛情や支援、特に雇用する側と一般社会の理解が必要と訴えている。偶然の発見であるが、このフィルムのデジタル化にあたって、作品ファイルの中から、映画の脚本の担当者宛てに寄せられた元結核患者さんからの手紙が数通出てきた。
「結核回復者の一番大きな問題は、就職問題にあると思います。このことは大きな社会問題であるのですが、世間にはあまりと云うより、ほんの一部の人にしか知られておりません。……苦しいのは、就職以前の結核ということすら正しく理解されていないのが現実です。職場でも働く仲間がそっと云ってまわります。あいつ肺病やみだからそばによるなと」

映画は、このような患者さんの思いを真摯に受け止め、代弁しています。療養所では、結核という病気を治すだけでなく、社会復帰のための職業訓練を行っている様子なども描かれています。

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